落とし穴

 わりと高速で高圧縮率な7-Zip。なぜか日本では余り普及してないけど。と、この前書いたんですが、今回はそのコマンドライン版 p7zip。

 このコマンドライン版p7zipはいろんな環境に移植されていて、Windowsだけでなく、Linux, FreeBSD, MacOSX, etc. とほぼオールマイティーに使えます。ということで、これは使わない手はないと思ってgentooなサーバにも入れてみたんですが…

 ソースコードについてるReadmeをよく読んでみるとこんな一節が


- FIRST : DO NOT USE the 7-zip format for backup purpose on Linux/Unix because :
- 7-zip does not store the owner/group of the file
そ、そんな落とし穴が。

 GPLで書かれててかなり高機能なわりになかなか普及しないと思ってたら、この辺も関係してるんですかね。元がWindows系のソフトなんでまだまだUnix系のファイルシステムに対応し切れてないみたいです。

 一応対応策として、tar.7zにすれば良いよ と書いてはあるんですが、tarで丸めちゃうと、中のファイル一つ取り出すのに全部一旦展開しないと行けないので不便きわまりないです。

 この辺りしっかりしてくれてたら十分使えると思うんですがねぇ。まぁクリティカルな用途に使うならRecoveryRecordに対応するVer.5が出てからですかね。。。