2006.1が

 もうすぐそこまで来てます。
Gentooのメジャーバージョンアップって、ほかのディストリと違って日々のアップデート手順とほとんど変わらないのであんまり気にならないんだけど。
でも、今回のアップデートは
GCC 3.4.6→4.1.1
という大物が控えてるのでいろいろトラブりそうな予感。


んー 実はこのGCCのアップデートかなり期待してたり。
待ちわびてた感じ。
まぁこの前研究室のサーバがぶっ飛んだせいでOpenSuSE 10.1なんかを入れる羽目になって、一足先にGCC 4.1.0は使ったんだけど。
憎きFedoraやらなんやらがどんどん4系列に移行していく中で、ちょっと立ち後れてたGentoo
ようやくStableも4系列の恩恵にあずかれそうです。


http://www.gentoo.org/news/en/gwn/20060821-newsletter.xml
にある通り、no-nptlに移行すると今からでも4.1.1が使えますよ みたいな。
まぁそんなことする人ならそもそもunstableでばりばり使ってそうだけど。


ああ、そうそう、GCC 4系列は自動ベクトル化ができるのです。
-ftree-vectorize
なんてオプションが用意されてて。
ICCなんか使ってると当たり前かもしれないけど、これがようやくGCCで使えるようになる。
ほかにもいろいろと高速化されてるらしくて良い感じ。
ただし弊害として、コンパイルそのものは重たくなるらしいですけど。


あとはFortran(小文字の方)が使えるようになるらしい?
数値計算屋としてはいろいろ気になる存在です。