AXELA S20 + X-ICE XI3


去年、一昨年と2年連続で冬にスピンしておりまして(ぉぃ 幸い大事には至ってないのですが、さすがにそろそろ学習しろよ、ということでスタッドレスなる物をはいてみました。緯度の割には雪の降らない浜通りなので、銘柄はドライ路面重視のX-ICE XI3です。履き替えて2週間、ようやく時間ができたので足慣らしに行ってきました。ということで、インプレッションをば。

装備

  • AXELA Sports S20 (FF 6AT)
  • Michelin X-ICE XI3 195/65R15 (ノーマルから2inchダウン)

ドライバー

  • 雪道は初心者らしい

コース
行き: 水戸辺り→R349→矢祭町→R118→棚倉町→R289→下郷町→R118→会津若松→R121→喜多方
帰り: 喜多方→R121→会津若松→R118→下郷町→R121→鬼怒川→(県道)→さくら市→R293→日立→R6→水戸辺り

ずっと下道なんですが、天気に恵まれて(?)、いろんな路面状況を試せました。

水戸→矢祭町(ドライ)
さすがにノーマルからは2inchダウンということで、若干ピョコピョコ跳ねる感じはするんですが、カーブとかでの腰砕け感はないです。ロードノイズも窓を閉めてたら全く気にならず、スタッドレスをはいていることを忘れそうです。やっぱ国産メーカーとは趣向が違いますね。。

矢祭町→白河(ウェット)
峠を越えて福島県に入ると降り出すのが不思議。道路は融雪剤で溶けてグズグズになってる感じですね。別にこれと言って緊急回避とかする場面もなかったので、ドライ路面と変わらずに走れました。
白河→甲子峠(圧雪)
白河の市街地を抜けると、途端に真っ白の圧雪路に。5%ぐらいの勾配を登っていきます。ノーマルだと完全に破綻する状況なので最初は緊張しましたが、、、別に何事もなくぐいぐい登っていくので拍子抜けしました。少々乱暴にアクセル踏んでも全然大丈夫ですね。DSCのおかげかも知れませんが。。。

甲子峠下郷町(新雪)
トンネルを抜けると雪国だった、じゃなくて、下り坂。登ったら下りますよね。しかも道の駅までの区間はカーブもきつい。直線の間にしっかり減速して、2nd固定でカーブを曲がるとあら不思議、全然滑らない。試しにDのままフットブレーキで速度維持しながらカーブを曲がると、やっぱふらふら滑りました。FFだとエンジンブレーキかけるとリアが滑りそうなイメージがあるのに、フットブレーキより全然安定して曲がれる不思議。
道の駅を過ぎると快走路と思いきや、後ろから地元車に煽られる煽られる。。。60km/hで坂道下ると新雪で滑る滑る。。。正確に言うと、X-ICEは滑りだしが早いです。でも、ぬるーっと滑る感じだから、滑りながらコントロールできるところがミソ。まぁ、初心者にとっては滑り出した時点でかなりパニックなのでおとなしく速度落としましたが。。。

下郷町会津若松(圧雪・アイスバーン)
この区間はほんと事故るかと思った。慣れない人にはおすすめしないです。気温が少し上がって、表面が溶け始める一番嫌なコンディション。直線でもアクセル抜くとリアが流れ始め、踏むとフロントが流れるという最悪の状況。常にカウンター当てながら走る感じ。そして、カーブが連続する区間をおそるおそる走っていると、遠くのカーブで何かがくるっと回ったように見えた…と次の瞬間ジムニーがスピンしながら対向車線にはみ出して来るではないか!! とっさに左の雪山を踏みながらフルブレーキするも、、、ABSが頼りなくカクカクカクって… なんとか30cmぐらいの車間ですれ違えたのだが、さっそく事故るかとオモタよ。。。ちなみにこの区間、帰りにも通ったけど、4台ほど雪山に刺さってました。ナム。

その他1(交差点のアイスバーン)
一応平らな場所だとクリープで発進すれば大丈夫そう。油断してチョコッとアクセル踏んだら、チュイーンって空転しやがりました。今回はなかったけど、凸凹にになってるところの穴にはまった場合はどうしたらいいんですかね。。。

その他2(未除雪)
駐車場の入り口の歩道で新雪が20cmぐらい残ってるところも突っ込みましたが、短距離だったら押せますね。フカフカしてて楽しそうな道もあったのだけど、スタックしたら目も当てられないので自重しました。

総論
FFでも雪道大丈夫そう。ATはマニュアルモードがある方がエンジンブレーキ使いやすいかも。
ドライ性能が良いので、非降雪地域の人はやっぱX-ICEでしょう。必要十分な雪道性能もあり、滑り出しが早いので路面の危険性も分かりやすいです。逆に、とにかくアイス性能重視っていう雪国の人にはお勧めできないかも。